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【第3回将棋電王戦】初戦は習甦が菅井5段に勝利

第3回将棋電王戦、初戦は習甦が菅井5段に勝利しました。

習甦は見事な差し回しで文句なしの勝ちっぷりでした。竹内さん、おめでとうございます。
菅井5段はネット棋戦で超一流棋士を連覇して優勝したほどの実力者なんですが、力を封じ込められたような様子で、習甦の強さがなおさら光りました。ただし、菅井5段は「10年後には人間が勝つ」とおっしゃっていて、その辺りのコンピュータ将棋に関する重大な認識不足・甘さが、昨年勝った阿部4段との差として出た面もあったかもしれません。阿部4段はゲーマーだそうですが、見事なアンチコンピュータ戦略(プラス実力)で習甦の弱点を突きましたからね。

プレ企画のponanzaの166連勝もすごいですよね。長丁場でずっとは見られなかったんですが、強豪の高橋淳氏相手に79金と打ち込んで攻めをつなげてしまった一局は見ていてビックリしました。(高橋淳氏は、数年前まで熊本に住んでおられて、熊本のアマ将棋タイトルを総なめにしておられたので、お名前は知っていました。)
序盤、中盤、終盤、隙が無くてものすごく力強く、20分切れ負けのルールで人間が勝つのは至難の業でしょうね。
プロでも何戦かやってマグレで1発入るかどうかではないでしょうか。
屋敷9段はもちろん超強豪ですが、分が悪いかもしれませんね。最終戦が楽しみです。

やねうら王の第2戦は、妙な話になっていて、やね氏のブログも炎上しているようです。
しかし、改良前のソフトと闘うことは当然できたはずなのに、主催者も日本将棋連盟も対戦相手の佐藤6段も、その選択肢をあえて捨てた、というのが(表向きの)話なわけですからね。あんまり真に受けない方がいいんじゃないかという気がしますけどね。

※2014/03/24追記
旧Verと闘うというやね氏の提案を、佐藤6段は将棋連盟を通じて知らされていなかった可能性があるようです。つまり、佐藤6段はやね氏からの提案の形で選択肢を与えられていなかった可能性があるようです。私が読んだやね氏のブログに「佐藤6段の意向優先で」というやね氏の方針が書かれていたので、てっきり佐藤6段にやね氏からの提案が伝えられていたものと私は思い込んでいました。
しかし、やね氏の提案が伝わっていたか否かにかかわらず、佐藤6段の立場で「練習の成果を生かすためにルール通り旧Verと闘いたい」と主張することは当然できたはずであり、やはり旧Verと闘う「選択肢をあえて捨てた」と言えると私は考えますので、上の記事の訂正はしません。


私としては、強い将棋が見られればそれが一番いいです。
で、じっくり生で見るヒマがないのが一番困ったことです。タイムシフトで飛ばし飛ばししか見てないなぁ、最近。

テーマ : その他
ジャンル : その他

やねうら王、2月に将棋倶楽部24に参戦~待ちきれない。。。

やねうら王公式サイト (やねうらお-俺のやねうら王がこんなに弱いわけがない。 (第2期))
あと、やねうら王は来月ぐらいに期間限定で将棋倶楽部24にオートパイロット+自動局後学習モードで24時間放流するつもりです。お楽しみに。

楽しみです。
駒落ちも見てみたいのですが、実現できませんかね。

その他、上記記事には、やねうら王のさらなる進化、やねうら王2014で使われる予定の技術についても書かれています。よく分からないんですが、期待が高まります。

歴史の証言「電王戦 ザ・ダークサイド」~伊藤初代電王(?)のブログ連載に大注目!

電王戦 ザ・ダークサイド (A級リーグ指し手1号)

ボンクラーズ、Puella αの開発者の伊藤さんのブログ
A級リーグ指し手1号
で、第1回・第2回電王戦の裏話の連載が始まっています。ダークサイドだからかブログのデザインも怪しくなっていますが、内容は貴重な歴史的証言で非常に興味深く、異常に面白い。
この連載については、歓迎・支持する反響の一方で、コメントや各種掲示板でワケの分からない批判が横行してもいて、コメント欄もえらく長くなっており、まともにつきあおうとすると読む気が起こらなくなります。
まずは伊藤ブログの本文を読んで、歴史的事実を確認するのがオススメです。

続きが楽しみですね。

伊藤さんは名誉毀損の裁判も始められたそうです。一次資料に当たっていませんが、伊藤さんの名誉を毀損した文章として各所で引用されている内容は、私の知識に照らした限りでは事実誤認があるように見えます。残念なことですね。ご健闘を祈ります。

将棋連盟には、将棋ファンにいい将棋を見せていただきたい。その面でご健闘を期待いたします。

Bonanzaとbonkrasと「やねうらお」氏~第1回将棋電王トーナメントで活躍した「やねうら王」の前史

コンピュータ将棋(と中の人)がホントおもろかった~第1回将棋電王トーナメントでの「やねうらお」氏
先日の↑の記事に続き、「やねうらお」氏や「やねうら王」の周辺を読み歩いていたら、
「やねうらお」氏とbonanzaやbonkrasとの接点が見えてきました。

「やねうらお」氏と「やねうら王」はパッと出の新人ではない

Bonanzaソース完全解析ブログ
↑これは「やねうらお」氏が「LS3600」の別名で、Bonanzaのソースコード(機械語に翻訳して実行可能にする前のプログラムのこと)を解析したブログです。
「LS3600」とは、「LISP言語でレーティング3600を目指す」という意気込みを示した名前だそうです。
LS3600とは何者か?
2009年~2011年にかけてブログの記事が書かれています。「やねうら王」というプログラム名は当時からの名前のようです。

↓ちなみに、現在の「やねうら王」もYaneLispを言語として使っています。
やねうら王 公式サイト -- The Computer Shogi Program

↓「やねうらお」氏がLISPを採用した理由はこちら。ここでは、BonanzaやGPS将棋の開発方針の特徴も分析されており、非常に興味深い。「C言語やC++言語は速く、LISP言語は比較的遅い」というのが前提となる「常識」なのですが、「やねうらお」氏は、BonanzaやGPS将棋の分析を元に、あえてLISPを採用されています。面白い!
コンピュータ将棋プログラムをLISPで書く

「やねうらお」氏と「やねうら王」は決してパッと出の新人ではなかったのでした。

「やねうらお」氏はBonanzaのバグ取りや性能向上に貢献していた

記事一覧 - Bonanzaソース完全解析ブログ
↑このブログの記事一覧から拾い読みをすると、「やねうらお」氏がBonanzaを研究して、Bonanzaの長所・工夫・アイデアを紹介している一方で、バグや短所について改善のアイデアをいくつも提出していることが分かります。ブログへのコメント欄には「hoki」さん(保木さん)もしばしば登場されて、「やねうらお」氏の修正コードが本家Bonanzaに採り入れられるケースもあったようです。

「やねうらお」氏はBonanzaのバグ取りや性能向上に貢献してきたのです。

↓ちなみに、「やねうらお」氏は、将棋にとどまらず、もっと一般的なアルゴリズムに関しても、よくあるコードの改善案を提案されるなどしています。
広く知られているinsertion sortのコードは駄目すぎる - やねうらお-俺のブログがこんなによっちゃんイカなわけがない

後の伊藤初代(?)電王(bonkras、Puella α)も「やねうらお」氏のブログに登場。クラスタ化の威力にプログラマたちが驚く

Bonanzaの保木さん(hoki)だけじゃないです。
bonkrasの伊藤英紀さん(A級)もBonanzaソース完全解析ブログに登場します。

↓私が見つけたのは、まずは2009-11-22のこちら
FPGAって本当に速いのですか?

FPGAってのは、field-programmable gate arrayの略で、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路のことだそうです。※私の2013-11-05のブログでは「専用ハード」と書いてしまいましたが、それは誤りでした。プログラムをソフトウェアの形でなく電子回路の形で実装するもので、だから、「将棋専用ハード」ではないようです。

で、2009年11月の段階では、伊藤さんがFPGA路線を独自追求していて、「やねうらお」氏が「(現状では)FPGAは得策でないのでは?」という疑問を呈したのが上の記事です。
↓そのコメント欄で、伊藤さんはFPGAの現在と将来の可能性を擁護しつつ、「来年(2010年)の大会」について私は今は並列化に注力していて、ハードの方はまったく手をつけていない」という注目すべきコメントを寄せています。↓
「A級 2009/11/23 19:23」のコメント

続いて私が注目した記事は、2010-01-14のこちら↓
クラスター化でどれぐらいRがあがるのか

この記事は、伊藤さんが。floodgateにクラスタ化したBonanzaを投入したところ、従来、想像されていたよりもクラスタ化による性能向上の効果が大きかった、という報告をご自分のブログでされて、
ボナ1thr vs 8thr 比較: A級リーグ指し手1号
それに触発された「やねうらお」氏が考察を加え、コメント欄でプログラマ間で「どれだけ性能が上がるか」の議論が展開していきます。クラスタ化の威力がプログラマ間で共有されていく様子が感じられます。議論の後半になって伊藤さんが登場し、「実際何倍行くのか?は…どうせ考えたってわからんから実際に作って動かしてみるしかねーだろ、というのが、頭がガテン系の私の発想なんですよね、はい。」とコメント↓
A級 2010/01/15 09:48

この時は、Bonanzaのクラスタ化の実験だったようですが、その後、伊藤氏がクラスタ並列化技術を投入した独自プログラムがbonkrasで、初登場の2010年の第20回世界コンピュータ将棋選手権で決勝4位(ただし、伊藤さんは、2010年バージョンでは並列化の効果は出ていなかった、とも述べておられます。コンピュータ将棋におけるクラスタ並列探索の「4.3. 2010年バージョン」参照)。bonkrasは翌2011年の第21回世界コンピュータ将棋選手権で優勝し、米長氏に勝つわけです。

この後の2012年11月、「やねうらお」氏は、自分でもFPGA路線を研究するブログを立ち上げます。
FPGAによるコンピューター将棋「スーパー田舎将棋」作ってます!!

↓当時の結論はこちら。そう簡単じゃないね…という。
FPGAによるコンピューター将棋 2012年の結論 - FPGAによるコンピューター将棋「スーパー田舎将棋」作ってます!!

「やねうらお」氏がコンピュータ将棋の進化の最前線に立ってきたことも分かりましたが、FPGAを脇に置いてクラスタ並列に注力した伊藤さんの目の付け所の良さ、機敏さも分かりますね。bonkrasファンの私としては、こういったbonkras前史もとても興味深いです。

こんな人たちも「やねうらお」氏のブログに登場

ponanzaの山本さん(issei_y)もたまにコメントで登場しているようです。

GPS将棋の金子さんもどこかのコメント欄で見かけた気がするのですが、見失ってしまった…。

「中合い問題の解説」の記事では、フェアリー詰将棋作家の「もずやま」さんも登場します。
こんなところで、もずさんのお名前を発見できたとは…。

<以下、2013/11/10加筆>
なんか時間が無くなって尻切れトンボで終わってしまいましたが、要するに、言いたかったのは、
ここ数年、Bonanza、GPS、ponanza、bonkrasらの有力プログラムが人間のトップを超えていく歴史を大いなる関心を持って横から見ていたわけですが、「やねうら王」の前史を追いかけていたら、それら有力プログラムとの関係が見えてきて、表面的に見えていた歴史の裏で、プログラマーの方々の真のドラマがあったことが今回分かって、
とてもおもしろかったということでした。


コンピュータ将棋(と中の人)がホントおもろかった~第1回将棋電王トーナメントでの「やねうらお」氏

第1回将棋電王トーナメントが11/2~4にありました。
残念ながら生では見られませんでしたが、タイムシフトでざっと見ました。

優勝者の初代(?)電王はおなじみponanza。全勝での見事な完全優勝でした。
2位のツツカナも強さを見せていましたが、ponanzaはツツカナにも2連勝でした。
3日目解説の西尾先生もおっしゃっていましたが、ponanzaはとくに中終盤の腕力が頭一つ抜けていたと感じます。
ご結婚、おめでとうございます。

一番印象に残ったのは、たぶん私と同じという方多いと思うのですが、
見事4位で電気代回収を果たした「やねうら王」と、その中の人の「やねうらお」氏です。

トークのインパクトが強すぎて、興味を持ってググって調べたら、「やねうら王」のアイデア・技術について、ブログでの解説があります。途中からはトーナメントと同時進行でのアップもあって、裏の実況中継・解説的にも読めます。どれもこれもめちゃくちゃ面白いです!

電王戦 --- 将棋電王トーナメント --- やねうら王特設ページ
電王戦 --- 将棋電王トーナメント --- やねうら王特設ページその2
電王戦 --- 将棋電王トーナメント --- やねうら王特設ページその3
電王戦トーナメント本戦 --- やねうら王 特設ページ
電王戦トーナメント本戦 2日目 やねうら王特設ページ
↑ほかにもありますが、一応これらを紹介。

「やねうらお」氏のブログを起点にあれこれリンクをたどると、「やねうらお」氏は有名なスーパーハッカーだと分かりました。将棋にもかなりお詳しいようですし、コンピュータ将棋も、ぱっと出の新人かと思いきや、ずいぶん前から研究・実践を蓄積されてきた方でした。

ひよこ将棋、はじめました。
↑例えば、このページ、私だいぶ以前見たことあったんですが、これも「やねうらお」氏の仕業だったんですね。

FPGAによるコンピューター将棋「スーパー田舎将棋」作ってます!!
「やねうらお」氏は将棋プログラムを将棋専用チップに実装するという手法にもチャレンジされています。bonkrasの伊藤初代電王(?)も以前取り組んでいたという話がありましたよね。汎用ハードと比較しての、専用ハードの有利な点と不利な点、現状での技術的及びコスト的な到達点、を前提にいろいろ考察されていて、非常におもしろい。私は、プログラミング、将棋プログラミング、コンピュータいずれにも「興味のあるド素人」レベルなので、なんとなくしか分かっていないのですが、それでも技術的コスト的制約の中でどうやって効率を上げるかの論理的思考と工夫の様子がものすごく面白い。面白すぎる!

2009.09.05 コンピュータ将棋プログラムをLISPで書く
↑こういうページも発見しました。Richard Stallmanはemacsのためにemacs lispという言語を開発したそうですが似てますね。言語から設計実装するというのは、いかにも「ハッカー」という感じです。私は、emacs lispをちょっといじったことがあるので(emacsを使わなくなって、全部忘れてしまいました)、親しみを持ちました。
yanelispのページは2009年の記事だったことにいま気付きましたが、「やねうら王」はyanelispを採用しているのでしょうか?

bonanzaのソース解説とかは、私の力ではまったく読みこなせませんでした。ざっと見るだけでも、なんとなく面白いのですが。

我は知を探求する者なり!
↑「やねうらお」氏のブログをさまよっていて見つけた連載記事。カッコーの卵を思い出しました。なかなか面白い。「やねうらお」氏はセキュリティ関連の事業もされているとか。

そうそう、「やねうらお」氏は「やねうら王」の実力に疑問符を付ける人がいることを気にされているようです。
私としては、ぜひ将棋倶楽部24に降臨していただきたいです。bonkrasのように自動対局にして、やね裏学習メソッドを使って何千局か経験値を積んだらどうなるのか、見てみたいです。(ルール上、電王戦本番には学習済みの状態では出られないかもしれませんが。)

私も興奮して書きすぎたような…。

コンピュータ開発者のみなさま、おつかれさまでした。
長岡先生、西尾先生もすばらしい解説をありがとうございました。(西尾先生の解説力は知っていましたが、長岡先生の「仕切り力」(?)を初めて知り、あまりの才能に開いた口がふさがりませんでした。)
電王戦出場者のみなさま、おめでとうございます。
ご健闘を期待しております。
プロフィール

がーすー

Author:がーすー
趣味:
音楽鑑賞(フュージョン、MPB中心に何でも)
詰将棋(フェアリー好き)
サルサダンス(on2) 

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