チョン・キョンファ/チャイコフスキー&シベリウスのヴァイオリン協奏曲(with プレヴィン&ロンドン交響楽団)
以前にも書いた
チョン・キョンファ/演奏活動40周年記念豪華ボックス
を聴き始めることにしました。
いきなり不満から始めます。これも前に書きましたが、箱がバカでかい!重過ぎ!
CD19枚+DVD1枚が、LP大で厚さ数センチの箱に厳重に収納されていて、取り出すだけでウンザリ。
(昔、LPを聴いたときもメンドウだったけど、もっと大変な感じ。)
言葉ではうまく説明できませんが、収納のされ方も合理性・機能性が感じられず、いかにもマヌケ。
芸術作品の収納だというのにまったく美しくない。
紙ジャケットも小さくて、出し入れが大変。(他のボックスセットでもしばしば感じる不満。)
豪華ブックレットをつけるよりも、紙ジャケットをあと0.5㎜大きくして、
それをコンパクトで出し入れしやすい箱に収納して、機能美を追求していただきたいものです。
では、内容はと言えば、当然、最高です。
まだ1枚目聴いただけですけどね。
(上は限定盤のSHM-CD。SHM-CDは意味ないと思いますが、ジャケットが分かり易いので載せました。
買うなら、下の通常のCDの方がいいと思います。というか、40周年ボックス買った方がいいと思いますけど。)
チョンのデビュー盤。1970年、22歳での録音です。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、前にも書いたあの100円CDの演奏。
やっぱり最高だよな~、これ。
100円で買えちゃった演奏ですが、これだけに1万4000円出しても惜しくないです。一生モノ。
美音なら、例えば、チョンとコンクールで1位を分け合ったこともあるズーカーマンなんて、
本当に甘くとろけるような美しい音を出しますよね。私、ズーカーマンもいいと思うんですよ。
私が最初にチャイコフスキーを聴いたミルシテインも美音です。すばらしいです。
でも、チョンの音は次元が違うんですよね。
チョンも美音なんですけど、美音かどうかは問題ではなくて、心に直接響いてくる感じ。そこが違う。
多くの人に分かり易い例えとしては、カーペンターズのカレンの声が似ているかもしれない。
美声の歌手は世の中にたくさんいますが、カレンの声の魅力が特殊だと思うのは、
真っ正面から向かってきて、胸の中に手を突っ込まれてハートを奪われてしまうようなあの感じ。
(そう感じるの、私だけでしょうか?)
美音だけではなくて、音楽の組み立て方とか、歌い方・フレージングとか、他にも秘密があるんだと思いますが、
チョンは、とにかくマジメに情熱的にかつ繊細に演奏していて、
聴いている私は振り回されるだけ振り回されて、豪快に投げ飛ばされるというか、
心を揺すぶられて、なんか分からんが、とにかく涙が出てきてしまう…。
(こうなっちゃうの私だけなんでしょうかね?)
チョンは間違いなく天才なんでしょう。ひれ伏すのみです。(天才と言ったらみもふたもないので、チョンを聴いているとき、私の脳の中で何が起きているのか、科学的に知りたい気もします。)
もう1曲のシベリウスは実は初めて聴きました。いま2回目、聴き終えました。
こっちもスゴく良かったんですが、はたして曲がいいのか、チョンがいいのか…。
チョンのヴァイオリンの印象だけが残って、曲の記憶がありません。(ながら聴きだからってのもあると思いますが…。)
感想としては、チョン最高というしょうもない感想です…。
まあ、2枚目以降も楽しみ。
とくにチャイコフスキーはもう1回録音しているので、そちらも楽しみですね。
それにしても「最高」連発ばかりで内容が薄い…。
チョン・キョンファ/演奏活動40周年記念豪華ボックス
を聴き始めることにしました。
いきなり不満から始めます。これも前に書きましたが、箱がバカでかい!重過ぎ!
CD19枚+DVD1枚が、LP大で厚さ数センチの箱に厳重に収納されていて、取り出すだけでウンザリ。
(昔、LPを聴いたときもメンドウだったけど、もっと大変な感じ。)
言葉ではうまく説明できませんが、収納のされ方も合理性・機能性が感じられず、いかにもマヌケ。
芸術作品の収納だというのにまったく美しくない。
紙ジャケットも小さくて、出し入れが大変。(他のボックスセットでもしばしば感じる不満。)
豪華ブックレットをつけるよりも、紙ジャケットをあと0.5㎜大きくして、
それをコンパクトで出し入れしやすい箱に収納して、機能美を追求していただきたいものです。
では、内容はと言えば、当然、最高です。
まだ1枚目聴いただけですけどね。
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(上は限定盤のSHM-CD。SHM-CDは意味ないと思いますが、ジャケットが分かり易いので載せました。
買うなら、下の通常のCDの方がいいと思います。というか、40周年ボックス買った方がいいと思いますけど。)
チョンのデビュー盤。1970年、22歳での録音です。
チャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲は、前にも書いたあの100円CDの演奏。
やっぱり最高だよな~、これ。
100円で買えちゃった演奏ですが、これだけに1万4000円出しても惜しくないです。一生モノ。
美音なら、例えば、チョンとコンクールで1位を分け合ったこともあるズーカーマンなんて、
本当に甘くとろけるような美しい音を出しますよね。私、ズーカーマンもいいと思うんですよ。
私が最初にチャイコフスキーを聴いたミルシテインも美音です。すばらしいです。
でも、チョンの音は次元が違うんですよね。
チョンも美音なんですけど、美音かどうかは問題ではなくて、心に直接響いてくる感じ。そこが違う。
多くの人に分かり易い例えとしては、カーペンターズのカレンの声が似ているかもしれない。
美声の歌手は世の中にたくさんいますが、カレンの声の魅力が特殊だと思うのは、
真っ正面から向かってきて、胸の中に手を突っ込まれてハートを奪われてしまうようなあの感じ。
(そう感じるの、私だけでしょうか?)
美音だけではなくて、音楽の組み立て方とか、歌い方・フレージングとか、他にも秘密があるんだと思いますが、
チョンは、とにかくマジメに情熱的にかつ繊細に演奏していて、
聴いている私は振り回されるだけ振り回されて、豪快に投げ飛ばされるというか、
心を揺すぶられて、なんか分からんが、とにかく涙が出てきてしまう…。
(こうなっちゃうの私だけなんでしょうかね?)
チョンは間違いなく天才なんでしょう。ひれ伏すのみです。(天才と言ったらみもふたもないので、チョンを聴いているとき、私の脳の中で何が起きているのか、科学的に知りたい気もします。)
もう1曲のシベリウスは実は初めて聴きました。いま2回目、聴き終えました。
こっちもスゴく良かったんですが、はたして曲がいいのか、チョンがいいのか…。
チョンのヴァイオリンの印象だけが残って、曲の記憶がありません。(ながら聴きだからってのもあると思いますが…。)
感想としては、チョン最高というしょうもない感想です…。
まあ、2枚目以降も楽しみ。
とくにチャイコフスキーはもう1回録音しているので、そちらも楽しみですね。
それにしても「最高」連発ばかりで内容が薄い…。
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