大貫妙子のコパン
![]() | コパン (1993/03/01) 大貫妙子 商品詳細を見る |
大貫妙子(ター坊)のコパンのCDを買った。
私がター坊で唯一LPで持っていた作品。
で、ター坊の最高傑作だと私は思う。
85年の作品。もう20年以上前なんですね…。
中2の時、隣の席の田代君(だったっけ?自信なくなった…。)が、
ター坊のカイエのカセットを貸してくれた。
矢野顕子の「OSOS」も一緒だったっけ?
「宇宙(コスモス)見つけた」は、
NHKの番組の主題曲で(おしゃべり人物伝と言ったかな?何もかも忘れている。)
お気に入りの曲だった。
他の曲もオシャレで、素直に感動した。
カイエ、輪舞、B面のインストもいいよね。
で、次のアルバムのコパンをLPで買ったわけ。
カイエやクリシェはCDで買ったのだが…。
ター坊の最高傑作というと、クリシェ辺りの支持が一般には高いだろう。
たしかにクリシェもいい。
「色彩都市」はター坊のベストの一つだ。
ピーターラビットも楽しい。
1曲なら、「都会」や「海と少年」もオススメ。もちろん「宇宙見つけた」も。
でも、私にとっては、アルバムならコパンだ。
1曲目のタンタンの冒険(Les aventures de TINTIN)。
教授(坂本龍一)のアレンジがトンガって冴えわたっている。
オケヒット、ゲートのかかった打ち込みのドラム
(1985年と言ったら、Easy Loverのころではなかろうか)。
それら機械的な音に合わせて、伊藤こうきのスラップがうなる。
音数が整理されていて、空間がポッカリ空いた中を
ター坊のボーカルが遊んでいる。
そんな感じ。
まぁ、聴いてみてください。
ヨーロッパ3部作とか言われる作品と比べると、
カラッと乾いた感じがして、私は大好きだ。
2曲目のベジタブルはCMソングに使われてヒットした。
化粧品のCMだったけ?
しかし、コパンの最大の魅力は、
5曲目、Amico, sei felice?(アミコセイフェリチェ~)、7曲目、Leave me aloneであろう。
5曲目のドラムは、オマー・ハキム(Omar Hakim)!
オマーは、当時、ウェザーリポートに在籍して、ブイブイ言わせていたころ。
83年には渡辺加津美のMOBOセッションで、マーカスミラーとの絶妙のコンビを見せてました。
(2人はたしか高校の同級生。Voyageなんて最高。スライ&ロビーよりも好きです。)
翌86年にはジョン・スコの「Still Warm」(最高傑作!)とかに参加。そんな時期です。
知らない方に説明すると、「ゴムの木でも食ってんじゃないか」と形容される、
独特のバネと伸びのあるタイム感が特徴のスーパードラマー。
SmapのバックでもベースのWill Leeとのコンビでよく起用されている。
Smappiesの1枚目のたしか4曲目で、マイク・マイニエリが最高なヤツのドラムも
たしかオマーのはず。
このアミコセイフェリチェ~でも、Will Leeとのコンビで、超気持ちいいリズムを叩き出しています。
とにかくイントロの「ントゥルトトン」に始まって、
あらゆるリズム・パターン、あらゆるフィル・インが気持ちよすぎる。
(なんでこんなに気持ちいいのか、本当に不思議だ。誰か科学的に解明してくれないものか。)
この曲はオマーの隠れ傑作だと思う。
ホーンにはブレッカーブラザーズも参加。
Smapの前にも、こんなにかっこいいのがあったのだ。
アミコセイフェリチェ~は、フランス語の歌詞(※後記 イタリア語の間違い。ヨーロッパと言ってもフランスっぽいイメージだったター坊がイタリア語できたところがミソでした。段々、思い出してきた。)だが、もはや和風でもヨーロッパ風でもない。
当時、ター坊はアフリカに興味を持ったとか言っていたが、
アフリカ風というよりも、世界に飛び出してしまった、という感がある。
(どこに出しても通用する世界の超一流レベルに達したと言えよう。)
7曲目「Leave me alone」のドラムは、スティーブ・フェローン(Steve Ferone)。
当時は、まだ無名だったらしく、ター坊のインタビュー記事で、
「スティーブ・ガッドを呼ぶつもりが、間違えて呼んでしまった」(?)などという
エピソードを読んだことがある。
フランス出身のアフリカ系ドラマーで、フェローニとか表記されたりしていた。
ドラムマガジンでも、オマーはすでに表紙級だったが、
フェローンはちょい記事で、「ナハハハ」とか笑っていたのを読んだ記憶がある。
しかし、このフェローン。
アベレージホワイトバンドに中途加入し、
「Cut The Cake」とかで世界を踊らせていたやはりスーパードラマー。
パット・メセニーのシークレット・ストーリーでは、
不動の定位置と思われていたポール・ワーティコを押しのけて、ドラマーの座を奪い、
世間をアッと言わせた。(いや、驚いたのは私だけか???)
そうそう、Smapにも参加してたはず。
この人も、ダンサブルでとにかく気持ちいいリズムをたたき出す。
「Leave me alone」は、「ドンパンドドパン」というストレートな8ビートのパターンなのだが、
何かが違う。
とにかく安定していながら、気持ちよくドラムが歌っていて、
スペースを残しつつ、グイグイつき進んで、要所要所はビシビシ決まる。
文章では何を言ってるのか、分からないと思うのだが、とにかく聴いてみてほしい。
最高の8ビートである。
Vinnie Colaiutaが叩いているStingの「If I ever lose my faith in you」とかもそうだが、
同じリズムパターンのはずなのに、
超一流ドラマーが叩くと、どうしてこうも異常な安定感と空気感が生まれるのだろう?
本当に不思議だ。
ちなみに、6曲目の「Out of Africa」もフェローン。
こちらは伸び伸びと余裕のある感じで、やはり最高だ。
ター坊の曲も歌もみずみずしく、一番いい時代だったと思う。
Amico, sei felice?
って、もしかしたらフランス語じゃなくてイタリア語かも。。。
どっちも分からんので、私にとっては一緒ですが。
ター坊のカイエのカセットを貸してくれた。
矢野顕子の「OSOS」も一緒だったっけ?
「宇宙(コスモス)見つけた」は、
NHKの番組の主題曲で(おしゃべり人物伝と言ったかな?何もかも忘れている。)
お気に入りの曲だった。
他の曲もオシャレで、素直に感動した。
カイエ、輪舞、B面のインストもいいよね。
で、次のアルバムのコパンをLPで買ったわけ。
カイエやクリシェはCDで買ったのだが…。
ター坊の最高傑作というと、クリシェ辺りの支持が一般には高いだろう。
たしかにクリシェもいい。
「色彩都市」はター坊のベストの一つだ。
ピーターラビットも楽しい。
1曲なら、「都会」や「海と少年」もオススメ。もちろん「宇宙見つけた」も。
でも、私にとっては、アルバムならコパンだ。
1曲目のタンタンの冒険(Les aventures de TINTIN)。
教授(坂本龍一)のアレンジがトンガって冴えわたっている。
オケヒット、ゲートのかかった打ち込みのドラム
(1985年と言ったら、Easy Loverのころではなかろうか)。
それら機械的な音に合わせて、伊藤こうきのスラップがうなる。
音数が整理されていて、空間がポッカリ空いた中を
ター坊のボーカルが遊んでいる。
そんな感じ。
まぁ、聴いてみてください。
ヨーロッパ3部作とか言われる作品と比べると、
カラッと乾いた感じがして、私は大好きだ。
2曲目のベジタブルはCMソングに使われてヒットした。
化粧品のCMだったけ?
しかし、コパンの最大の魅力は、
5曲目、Amico, sei felice?(アミコセイフェリチェ~)、7曲目、Leave me aloneであろう。
5曲目のドラムは、オマー・ハキム(Omar Hakim)!
オマーは、当時、ウェザーリポートに在籍して、ブイブイ言わせていたころ。
83年には渡辺加津美のMOBOセッションで、マーカスミラーとの絶妙のコンビを見せてました。
(2人はたしか高校の同級生。Voyageなんて最高。スライ&ロビーよりも好きです。)
翌86年にはジョン・スコの「Still Warm」(最高傑作!)とかに参加。そんな時期です。
知らない方に説明すると、「ゴムの木でも食ってんじゃないか」と形容される、
独特のバネと伸びのあるタイム感が特徴のスーパードラマー。
SmapのバックでもベースのWill Leeとのコンビでよく起用されている。
Smappiesの1枚目のたしか4曲目で、マイク・マイニエリが最高なヤツのドラムも
たしかオマーのはず。
このアミコセイフェリチェ~でも、Will Leeとのコンビで、超気持ちいいリズムを叩き出しています。
とにかくイントロの「ントゥルトトン」に始まって、
あらゆるリズム・パターン、あらゆるフィル・インが気持ちよすぎる。
(なんでこんなに気持ちいいのか、本当に不思議だ。誰か科学的に解明してくれないものか。)
この曲はオマーの隠れ傑作だと思う。
ホーンにはブレッカーブラザーズも参加。
Smapの前にも、こんなにかっこいいのがあったのだ。
アミコセイフェリチェ~は、
当時、ター坊はアフリカに興味を持ったとか言っていたが、
アフリカ風というよりも、世界に飛び出してしまった、という感がある。
(どこに出しても通用する世界の超一流レベルに達したと言えよう。)
7曲目「Leave me alone」のドラムは、スティーブ・フェローン(Steve Ferone)。
当時は、まだ無名だったらしく、ター坊のインタビュー記事で、
「スティーブ・ガッドを呼ぶつもりが、間違えて呼んでしまった」(?)などという
エピソードを読んだことがある。
フランス出身のアフリカ系ドラマーで、フェローニとか表記されたりしていた。
ドラムマガジンでも、オマーはすでに表紙級だったが、
フェローンはちょい記事で、「ナハハハ」とか笑っていたのを読んだ記憶がある。
しかし、このフェローン。
アベレージホワイトバンドに中途加入し、
「Cut The Cake」とかで世界を踊らせていたやはりスーパードラマー。
パット・メセニーのシークレット・ストーリーでは、
不動の定位置と思われていたポール・ワーティコを押しのけて、ドラマーの座を奪い、
世間をアッと言わせた。(いや、驚いたのは私だけか???)
そうそう、Smapにも参加してたはず。
この人も、ダンサブルでとにかく気持ちいいリズムをたたき出す。
「Leave me alone」は、「ドンパンドドパン」というストレートな8ビートのパターンなのだが、
何かが違う。
とにかく安定していながら、気持ちよくドラムが歌っていて、
スペースを残しつつ、グイグイつき進んで、要所要所はビシビシ決まる。
文章では何を言ってるのか、分からないと思うのだが、とにかく聴いてみてほしい。
最高の8ビートである。
Vinnie Colaiutaが叩いているStingの「If I ever lose my faith in you」とかもそうだが、
同じリズムパターンのはずなのに、
超一流ドラマーが叩くと、どうしてこうも異常な安定感と空気感が生まれるのだろう?
本当に不思議だ。
ちなみに、6曲目の「Out of Africa」もフェローン。
こちらは伸び伸びと余裕のある感じで、やはり最高だ。
ター坊の曲も歌もみずみずしく、一番いい時代だったと思う。
Amico, sei felice?
って、もしかしたらフランス語じゃなくてイタリア語かも。。。
どっちも分からんので、私にとっては一緒ですが。
スポンサーサイト