fc2ブログ

特定秘密保護法案を廃案に!~熊本県弁護士会が街頭宣伝

「知る権利侵害」 県弁護士会が街頭で廃案訴え

昨日11月21日、熊本県弁護士会が特定秘密保護法案に反対する街頭宣伝をしました。
お昼休みの時間に緊急に行われ、私は都合がつかず参加できなかったのですが、
かなりの人数の弁護士が参加したようです。報道でもだいぶ取り上げられました。

弁護士の仕事をしていますと、警察など国家権力と対峙する場面も多く、国家権力の強力さ、国家権力が間違ったときの恐ろしさを身にしみて感じることも多いのです。「誰をどのような理由で処罰できるのか」を不明確・曖昧にしたり、行政権任せにしたりするのは、非常に恐ろしいことです。裁判で有罪にされる危険だけではありません。罪を犯した疑いがあれば逮捕されるおそれがあります。逮捕されると、幸いにも最終的に不起訴になったとしても、逮捕に続く勾留も含めて23日間捕まり続けるおそれがあります。弁護士としての経験からして、頑張って不起訴処分を勝ち取ったとしても、捕まり続けたこと自体が重大な不利益ですし、その不当な逮捕・勾留を償わせることは事実上不可能で泣き寝入りになる場合がほとんどすべてです。
すべての市民のみなさんにとって、他人事ではないのです。

表現の自由、報道機関の報道の自由、国民の知る権利にかかわる点も問題です。
北朝鮮の国家体制がなぜ長期にわたって継続しているのか。
国家権力に不都合な事実が隠されて国民が知らされていないからではないでしょうか。
「よらしむべし、しらしむべからず」は古来からの国家権力の支配のテクニックです。

いま忙しくて、舌足らずにしか書けず歯がゆいのですが、緊急の情勢なので投稿します。

特定秘密保護法案は廃案に!
スポンサーサイト



HMVでWebMoneyが使えなくなっているので問い合わせてみた

HMVのサイトで、新規購入にWebMoneyが使えなくなっています。


WebMoney(HMVのオンラインヘルプ)
「※ご注意ください。
システムメンテナンスにより、現在WebMoneyを新規注文の際にご選択いただけません。
また、再開時期は未定となっております。ご不便をおかけしますが何卒ご了承くださいませ。」


とはいえ、HMVのサイトのオンラインヘルプでは、支払い方法として現在もWebMoneyを挙げていますし、
どのような支払い方法がありますか?
先のWebMoneyのページの記載も、あくまでシステムメンテナンス上の一時的な使用不能、再開時期未定について注意喚起するに過ぎず、他方で同じページでWebMoneyの購入方法まで案内しているわけです。したがって、HMVは、オンラインヘルプにおいて、いずれ再びWebMoneyを使用可能になると案内していると理解するのが自然でしょう。

念のため、昨夜HMVに以下の問合せを行いました。
(※個人情報や問合せ先情報などは適宜省略しています。今回の記事では、以下も同様。)

内容 : 貴社のオンラインヘルプでは、現在も支払い方法の一つとしてWebMoneyを挙げておられます。 他方で、WebMoneyの使用は現在システムメンテナンスにより利用できず「再開時期未定」という注意を促しておられます。 貴社は支払い方法の一つとしてWebMoneyを挙げ続けておられる以上、上記の「注意」は文字通り、現在の利用不能及び再開時期未定、に関する注意に過ぎず、いつか必ずWebMoney利用が「再開」されるものと理解するのが自然です。 しかし、念のためお尋ねしますが、WebMoneyの利用がこのまま再開されず、WebMoneyの使用が不可能なままになる可能性はあるのでしょうか? 万が一、このまま使用が不可能になる可能性があるということなら、現在までに貴社やWebMoneyからその点につき利用者に対する事前の予告が行われたことはありましたでしょうか?


これに対するHMVの回答メールは以下の通り。

Subject: その他のお問い合わせ / 回答

HMV ONLINEをご利用いただきありがとうございます。
この度はご迷惑をおかけしております。

現在実施中のメンテナンスにより、
WebMoneyお支払いをご指定いただいてもご注文ができない件
大変ご迷惑をおかけしております。

現在のところ、再開の見込みが立っておらず
再開時期は未定でございます。
ご迷惑をおかけして申し訳ございませんが、何卒ご了承くださいませ。
----------------------------------------------
このメールは送信専用メールアドレスからの配信です。
ご返信頂いてもお答えできませんのでご了承ください。
----------------------------------------------
HMV E-Commerce カスタマーサービス

〒354-0044 埼玉県入間郡三芳町北永井424-6
HMV E-COMMERCEセンター
▼お問い合わせ
PC/スマートフォン: http://
携帯電話: http://


オンラインヘルプの繰り返し。まともに質問に答えていません。残念です。

ちなみに、WebMoneyのサイトでは、(WebMoneyを)「使えるサイト」の検索でHMVがヒットしなくなっています。
そこで、WebMoneyにも昨夜問い合わせました。

Subject: 【お問合せ】HMVでのインターネットショッピングでの利用は可能でしょうか?

はじめまして。菅一雄と申します。

今までHMVでのインターネットショッピングにWebMoneyを利用してきました。
ところが、現在、HMVのサイトでは、
システムメンテナンス中で新規購入にWebMoneyを利用できず、
再開時期未定とアナウンスされています。
他方で、貴社のウェブサイトでは、
利用可能なサイトで「HMV」を検索しても現在はヒットしないようです。

そこで、お尋ねですが、今後HMVでWebMoneyを利用できる見込みはあるのでしょうか?
既にHMVはWebMoneyを「使えるサイト」ではなくなっているのでしょうか?
また、既にHMVがWebMoneyを「使えるサイト」ではない場合、
貴社におかれては、HMVが「使えるサイト」から外れる旨、
私どもWebMoney利用者に対して事前のアナウンスを何かされたでしょうか?




これに対するWebMoneyの回答は以下の通り。

subject: WebMoneyサポートセンターでございます。

菜の花法律事務所 
菅 一雄 様

WebMoneyサポートセンターの  と申します。
お問い合わせをいただきましてありがとうございます。


お問い合わせ内容を拝読させていただきました。

WebMoneyのご利用に関しお客様にお手数をおかけして
おりますことをお詫び申しあげます。

このたび菅様よりご連絡をいただきました「HMV JAPAN」にて
WebMoneyがご利用いただけない件につきましては、
弊社でも既に確認をいたしております。

弊社では「HMV JAPAN」に対しこの状況確認を行わせていただきましたが、
先方からは再開時期未定との回答がございました。またこの回答を受け、
弊社ではお客様側の混乱を防ぐため昨日より「使えるサイト」から
一時的に「HMV JAPAN」の掲載を取り下げております。

本件について、菅様にご心配をおかけしておりますことは、
大変こころ苦しい限りでございますが「HMV JAPAN」は現在も弊社の
加盟サイトとなり、加盟店契約も継続中でございます。
この点に関しましてはどうかご安心いただければ幸いでございます。


なお通常「HMV JAPAN」を含む加盟サイトにて、お支払い方法が
変更となった場合そのご案内はサイト側で行われることとなります。

「HMV JAPAN」の支払い方法や、このたびのメンテナンス詳細に関する
お問い合わせにつきましては先方へ直接ご確認をいただきますよう
お願いを申しあげます。弊社では「HMV JAPAN」にてWebMoneyのお支払いが
可能となり次第、再び「使えるサイト」にてご案内を行わせていただく
予定でございますので、今しばらくお待ちいただければと存じます。


日頃よりWebMoneyをご利用のお客様にご心配とご不便をおかけして
おりますことを重ねてお詫び申しあげます。

お問い合わせをいただきましてありがとうございました。
今後ともWebMoneyをよろしくお願いいたします。

-------------------------------------------------------
WebMoneyサポートセンター  担当:
 Tel: 0120- ※土日祝日除く10:00~18:00
 Mail: @
 URL: http://
-------------------------------------------------------




本当に安心していいのでしょうかね???

Webmoneyについて語ろう Part5
2chを調べてみましたが、不安の声が複数上がっているようです。

HMVとWebMoneyの回答も突っ込みどころ満載ですが、まずは両社の今後の対応を見守りたいと思います。

立法論としては、加盟店契約を解消する場合のルール、利用者への事前周知義務の設定など、
電子マネーを利用者が安心して利用できるための法整備がさらに必要なのではないでしょうか。

また、2chで知って、あれこれ調べてみて非常に驚いたのですが、
WebMoneyはオンラインゲームの決済手段として発展していて、WebMoneyを売買する業者もいるようです。
ネット上でおおっぴらに売買の広告が行われています。WebMoneyの利用規約第3条に抵触する取得方法ですが、
そういう形で利用が広がることでWebMoneyの利益も上がるので、WebMoney側も黙認しているのだと思われます。
非常に不健全な状態と思えます。
WebMoney利用規約

自分は振り込んだ金額のポイントを取得して現金代わりに使う形でWebMoneyを利用しており、
クレジットカードを作らなくて済むので、安心確実な決済手段と思っていました。
ところが、実は他の人は同じポイントをいろいろな値段で売買して投機していたわけで、幻滅した感があります。

HMVで使えないとなったらどうなってしまうのかと心配して、他の使えるサイトを調べたら、
オンラインゲームとかが多く、これも不健全と思えます。他にもあれこれの店はありますが、値段が高いです。
正直、私にとっては使い道に困る状況です。

不正取得者は、今回のHMVのようなトラブル時にはなかなか文句も言いにくいのではないでしょうか。
しかし、WebMoney側が不正取得を黙認していたとすると、利用規約を根拠に一切責任を負わないと突っぱねられるのか、なかなか難しい問題です。

とにかく、電子マネーは現在と将来の重要な社会的インフラなので、健全に発展してもらわなければ困ります。
不勉強ながらそのようなことを思いました。

あれこれ調べて、元SEで修習同期の松島淳也弁護士がIT法務の分野で活躍しているのを知り(前から活躍は知って注目していましたが、独立されてさらにもっと活躍されているようで何よりです。)、うれしくなりました。
「松島淳也のIT法務ライブラリ」でググってください。

Bonanzaとbonkrasと「やねうらお」氏~第1回将棋電王トーナメントで活躍した「やねうら王」の前史

コンピュータ将棋(と中の人)がホントおもろかった~第1回将棋電王トーナメントでの「やねうらお」氏
先日の↑の記事に続き、「やねうらお」氏や「やねうら王」の周辺を読み歩いていたら、
「やねうらお」氏とbonanzaやbonkrasとの接点が見えてきました。

「やねうらお」氏と「やねうら王」はパッと出の新人ではない

Bonanzaソース完全解析ブログ
↑これは「やねうらお」氏が「LS3600」の別名で、Bonanzaのソースコード(機械語に翻訳して実行可能にする前のプログラムのこと)を解析したブログです。
「LS3600」とは、「LISP言語でレーティング3600を目指す」という意気込みを示した名前だそうです。
LS3600とは何者か?
2009年~2011年にかけてブログの記事が書かれています。「やねうら王」というプログラム名は当時からの名前のようです。

↓ちなみに、現在の「やねうら王」もYaneLispを言語として使っています。
やねうら王 公式サイト -- The Computer Shogi Program

↓「やねうらお」氏がLISPを採用した理由はこちら。ここでは、BonanzaやGPS将棋の開発方針の特徴も分析されており、非常に興味深い。「C言語やC++言語は速く、LISP言語は比較的遅い」というのが前提となる「常識」なのですが、「やねうらお」氏は、BonanzaやGPS将棋の分析を元に、あえてLISPを採用されています。面白い!
コンピュータ将棋プログラムをLISPで書く

「やねうらお」氏と「やねうら王」は決してパッと出の新人ではなかったのでした。

「やねうらお」氏はBonanzaのバグ取りや性能向上に貢献していた

記事一覧 - Bonanzaソース完全解析ブログ
↑このブログの記事一覧から拾い読みをすると、「やねうらお」氏がBonanzaを研究して、Bonanzaの長所・工夫・アイデアを紹介している一方で、バグや短所について改善のアイデアをいくつも提出していることが分かります。ブログへのコメント欄には「hoki」さん(保木さん)もしばしば登場されて、「やねうらお」氏の修正コードが本家Bonanzaに採り入れられるケースもあったようです。

「やねうらお」氏はBonanzaのバグ取りや性能向上に貢献してきたのです。

↓ちなみに、「やねうらお」氏は、将棋にとどまらず、もっと一般的なアルゴリズムに関しても、よくあるコードの改善案を提案されるなどしています。
広く知られているinsertion sortのコードは駄目すぎる - やねうらお-俺のブログがこんなによっちゃんイカなわけがない

後の伊藤初代(?)電王(bonkras、Puella α)も「やねうらお」氏のブログに登場。クラスタ化の威力にプログラマたちが驚く

Bonanzaの保木さん(hoki)だけじゃないです。
bonkrasの伊藤英紀さん(A級)もBonanzaソース完全解析ブログに登場します。

↓私が見つけたのは、まずは2009-11-22のこちら
FPGAって本当に速いのですか?

FPGAってのは、field-programmable gate arrayの略で、製造後に購入者や設計者が構成を設定できる集積回路のことだそうです。※私の2013-11-05のブログでは「専用ハード」と書いてしまいましたが、それは誤りでした。プログラムをソフトウェアの形でなく電子回路の形で実装するもので、だから、「将棋専用ハード」ではないようです。

で、2009年11月の段階では、伊藤さんがFPGA路線を独自追求していて、「やねうらお」氏が「(現状では)FPGAは得策でないのでは?」という疑問を呈したのが上の記事です。
↓そのコメント欄で、伊藤さんはFPGAの現在と将来の可能性を擁護しつつ、「来年(2010年)の大会」について私は今は並列化に注力していて、ハードの方はまったく手をつけていない」という注目すべきコメントを寄せています。↓
「A級 2009/11/23 19:23」のコメント

続いて私が注目した記事は、2010-01-14のこちら↓
クラスター化でどれぐらいRがあがるのか

この記事は、伊藤さんが。floodgateにクラスタ化したBonanzaを投入したところ、従来、想像されていたよりもクラスタ化による性能向上の効果が大きかった、という報告をご自分のブログでされて、
ボナ1thr vs 8thr 比較: A級リーグ指し手1号
それに触発された「やねうらお」氏が考察を加え、コメント欄でプログラマ間で「どれだけ性能が上がるか」の議論が展開していきます。クラスタ化の威力がプログラマ間で共有されていく様子が感じられます。議論の後半になって伊藤さんが登場し、「実際何倍行くのか?は…どうせ考えたってわからんから実際に作って動かしてみるしかねーだろ、というのが、頭がガテン系の私の発想なんですよね、はい。」とコメント↓
A級 2010/01/15 09:48

この時は、Bonanzaのクラスタ化の実験だったようですが、その後、伊藤氏がクラスタ並列化技術を投入した独自プログラムがbonkrasで、初登場の2010年の第20回世界コンピュータ将棋選手権で決勝4位(ただし、伊藤さんは、2010年バージョンでは並列化の効果は出ていなかった、とも述べておられます。コンピュータ将棋におけるクラスタ並列探索の「4.3. 2010年バージョン」参照)。bonkrasは翌2011年の第21回世界コンピュータ将棋選手権で優勝し、米長氏に勝つわけです。

この後の2012年11月、「やねうらお」氏は、自分でもFPGA路線を研究するブログを立ち上げます。
FPGAによるコンピューター将棋「スーパー田舎将棋」作ってます!!

↓当時の結論はこちら。そう簡単じゃないね…という。
FPGAによるコンピューター将棋 2012年の結論 - FPGAによるコンピューター将棋「スーパー田舎将棋」作ってます!!

「やねうらお」氏がコンピュータ将棋の進化の最前線に立ってきたことも分かりましたが、FPGAを脇に置いてクラスタ並列に注力した伊藤さんの目の付け所の良さ、機敏さも分かりますね。bonkrasファンの私としては、こういったbonkras前史もとても興味深いです。

こんな人たちも「やねうらお」氏のブログに登場

ponanzaの山本さん(issei_y)もたまにコメントで登場しているようです。

GPS将棋の金子さんもどこかのコメント欄で見かけた気がするのですが、見失ってしまった…。

「中合い問題の解説」の記事では、フェアリー詰将棋作家の「もずやま」さんも登場します。
こんなところで、もずさんのお名前を発見できたとは…。

<以下、2013/11/10加筆>
なんか時間が無くなって尻切れトンボで終わってしまいましたが、要するに、言いたかったのは、
ここ数年、Bonanza、GPS、ponanza、bonkrasらの有力プログラムが人間のトップを超えていく歴史を大いなる関心を持って横から見ていたわけですが、「やねうら王」の前史を追いかけていたら、それら有力プログラムとの関係が見えてきて、表面的に見えていた歴史の裏で、プログラマーの方々の真のドラマがあったことが今回分かって、
とてもおもしろかったということでした。


コンピュータ将棋(と中の人)がホントおもろかった~第1回将棋電王トーナメントでの「やねうらお」氏

第1回将棋電王トーナメントが11/2~4にありました。
残念ながら生では見られませんでしたが、タイムシフトでざっと見ました。

優勝者の初代(?)電王はおなじみponanza。全勝での見事な完全優勝でした。
2位のツツカナも強さを見せていましたが、ponanzaはツツカナにも2連勝でした。
3日目解説の西尾先生もおっしゃっていましたが、ponanzaはとくに中終盤の腕力が頭一つ抜けていたと感じます。
ご結婚、おめでとうございます。

一番印象に残ったのは、たぶん私と同じという方多いと思うのですが、
見事4位で電気代回収を果たした「やねうら王」と、その中の人の「やねうらお」氏です。

トークのインパクトが強すぎて、興味を持ってググって調べたら、「やねうら王」のアイデア・技術について、ブログでの解説があります。途中からはトーナメントと同時進行でのアップもあって、裏の実況中継・解説的にも読めます。どれもこれもめちゃくちゃ面白いです!

電王戦 --- 将棋電王トーナメント --- やねうら王特設ページ
電王戦 --- 将棋電王トーナメント --- やねうら王特設ページその2
電王戦 --- 将棋電王トーナメント --- やねうら王特設ページその3
電王戦トーナメント本戦 --- やねうら王 特設ページ
電王戦トーナメント本戦 2日目 やねうら王特設ページ
↑ほかにもありますが、一応これらを紹介。

「やねうらお」氏のブログを起点にあれこれリンクをたどると、「やねうらお」氏は有名なスーパーハッカーだと分かりました。将棋にもかなりお詳しいようですし、コンピュータ将棋も、ぱっと出の新人かと思いきや、ずいぶん前から研究・実践を蓄積されてきた方でした。

ひよこ将棋、はじめました。
↑例えば、このページ、私だいぶ以前見たことあったんですが、これも「やねうらお」氏の仕業だったんですね。

FPGAによるコンピューター将棋「スーパー田舎将棋」作ってます!!
「やねうらお」氏は将棋プログラムを将棋専用チップに実装するという手法にもチャレンジされています。bonkrasの伊藤初代電王(?)も以前取り組んでいたという話がありましたよね。汎用ハードと比較しての、専用ハードの有利な点と不利な点、現状での技術的及びコスト的な到達点、を前提にいろいろ考察されていて、非常におもしろい。私は、プログラミング、将棋プログラミング、コンピュータいずれにも「興味のあるド素人」レベルなので、なんとなくしか分かっていないのですが、それでも技術的コスト的制約の中でどうやって効率を上げるかの論理的思考と工夫の様子がものすごく面白い。面白すぎる!

2009.09.05 コンピュータ将棋プログラムをLISPで書く
↑こういうページも発見しました。Richard Stallmanはemacsのためにemacs lispという言語を開発したそうですが似てますね。言語から設計実装するというのは、いかにも「ハッカー」という感じです。私は、emacs lispをちょっといじったことがあるので(emacsを使わなくなって、全部忘れてしまいました)、親しみを持ちました。
yanelispのページは2009年の記事だったことにいま気付きましたが、「やねうら王」はyanelispを採用しているのでしょうか?

bonanzaのソース解説とかは、私の力ではまったく読みこなせませんでした。ざっと見るだけでも、なんとなく面白いのですが。

我は知を探求する者なり!
↑「やねうらお」氏のブログをさまよっていて見つけた連載記事。カッコーの卵を思い出しました。なかなか面白い。「やねうらお」氏はセキュリティ関連の事業もされているとか。

そうそう、「やねうらお」氏は「やねうら王」の実力に疑問符を付ける人がいることを気にされているようです。
私としては、ぜひ将棋倶楽部24に降臨していただきたいです。bonkrasのように自動対局にして、やね裏学習メソッドを使って何千局か経験値を積んだらどうなるのか、見てみたいです。(ルール上、電王戦本番には学習済みの状態では出られないかもしれませんが。)

私も興奮して書きすぎたような…。

コンピュータ開発者のみなさま、おつかれさまでした。
長岡先生、西尾先生もすばらしい解説をありがとうございました。(西尾先生の解説力は知っていましたが、長岡先生の「仕切り力」(?)を初めて知り、あまりの才能に開いた口がふさがりませんでした。)
電王戦出場者のみなさま、おめでとうございます。
ご健闘を期待しております。
プロフィール

がーすー

Author:がーすー
趣味:
音楽鑑賞(フュージョン、MPB中心に何でも)
詰将棋(フェアリー好き)
サルサダンス(on2) 

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード