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人間投了。。。(第3回将棋電王戦)

将棋電王戦:屋敷伸之九段が参戦 第3回は2014年春

第3回電王戦の内容が発表されましたが、ルールが期待はずれでした。
コンピューター側はハードウェアを制限され、ソフトの事前貸出も義務づけられました。
最強のコンピュータ将棋は見られないし、人間側の現場での真の対応力も見られない、
つまり、最強の将棋は見られないということです。

「使用するPCは6コア12スレッドのインテル製CPU搭載機で、16GBメモリー、1TB HDD」ということで、
私、PCのスペックにはあまり詳しくないのですが、メモリーやHDDは相当非力でしょう。
コンピュータ将棋選手権とかでも、どこももっとマシなPCを使っているはずです。
(スポンサーのドスパラにも果たして旨味はあるのでしょうか?)

要するにこれは、
日本将棋連盟がコンピュータ将棋に対し、
闘わずして投了した(負けを認めた)

ことを意味します。
チェスのような、最強の人間対最強のコンピュータとの実力伯仲の闘いを見るチャンスは失われたようです。
とても残念です。
将棋では、人間側の労力とリスクに見合うだけの出資ができるスポンサーを獲得し損なったということでしょう。

このルールでも、それなりに意味はあるでしょうし、面白い将棋は見られるでしょう。
しかし、もはやコンピュータの方が強いというのであれば、どれだけ強いのか、ということで、
人間対GPSの香落ち・角落ちの方が私は見たいです。

また、本番の対局後でも構わないので、
貸し出されたソフトとの本番前の練習対局の内容もぜひ公開していただきたいものです。
プロ側のソフト攻略法の発見過程にはとても興味がありますし、
ソフト側としても、事前提供するわけですから、そのくらいの見返りがあっても良さそうなものです。

むしろ、プロだけでなく、大学将棋部とかの参加も認めるとかして、
1か月とかの期限で攻略法解明を競わせるとかいうのも面白いかもしれません。
もはや人間側がプロである必要は無さそうな感じなので、参加資格をオープン化して、
お金はソフト開発者に多く回して、人間の挑戦者が運良く勝ったら賞金を得る(低額で構わない)、
という仕組みの方が合理的かもしれません。
私は何よりも「強い将棋」が見たいのですが、今後はその役割はソフトが果たしてくれてもかまわないのです。
(将棋倶楽部24でのbonkrasやponanzaの対局は非常に面白かったですし。)

出場される棋士・ソフト開発者の方々には罪はないですし、
真剣勝負を楽しみたいのでぜひ頑張っていただきたいです。
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