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田中知啓「秘密都市」~文芸作品集「誰がために世界は始まる」(深夜同盟)より

「誰がために世界は始まる」は熊本大学の学生さんたちの短編小説集。ひょんなことから入手した。

「秘密都市」(田中知啓)を読んだ。
熊本大学附属図書館主催の文学賞(たぶん第4回「東光原文学賞」)の大賞受賞作とのこと。

「読んだ」と言うより「読まされた」。
最初の1頁目で「おぉっ!もしや。。。」と思わされて、最後まで読んでしまった。
とてもおもしろかった。若い新鮮な感性を感じた。
自分が年取ったと思わされた。ま、もともとニブイ人間ですけどね。

真の夢とロマンはリアルさをつきつめたところにあると私は思っています。
今後は若い感性で現実世界にさらに肉薄して、
始まった世界をいずれは変えていただくことを大いに期待します。
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テーマ : 小説
ジャンル : 小説・文学

熊本大学マンドリンクラブ Spring Concert 2012 (4/28)

熊本大学マンドリンクラブのコンサートに行ってきました。

やっぱり生演奏は気持ちいいですね。

マンドリンはギターの親戚みたいな弦楽器で、まったく知らないという方は少ないと思います。
音色を聴けば、「ああ、アレね!」ってなるでしょう。

でも、マンドリン(+α)で大勢で合奏をするってのは知らない方もいるんじゃないでしょうか。
(私も知りませんでした…。)
第1マンドリン、第2マンドリン、マンドラ、マンドリンセロ(チェロ)っていう大きさの違いがあって、
第1バイオリン、第2バイオリン、ヴィオラ、チェロの役回りみたいな感じです。

これに、ギター、コントラバス、フルート、打楽器などが加わって合奏します。

マンドリンってマイナーな気もするんですが、
熊大マンドリンクラブ、なんと40人近い大所帯です。
オーケストラそのものの分厚いアンサンブルです。
リズムやダイナミクスの呼吸があったときはド迫力で気持ちいいです。

マンドリンの音は甘く切ない独特の魅力です。
あと、音を伸ばすときに多用するトレモロの音にまた特徴があります。
この辺をどう生かすかがポイントではないでしょうか。

演歌やフォークっぽいちょっと古い(?)感じのメロディが
マンドリンでゆったり奏でるととても新鮮に美しくひびきました。

逆に、原曲が電子楽器バリバリでアップテンポの最近のポップスをマンドリンでやると、
どうしても懐古趣味的な古めかしい感じが出てしまうので、
コードをおしゃれにアレンジするとか工夫が必要かな、と思いました。

第1部、第2部は緊張していたみたいですが、
第3部のクラシックステージになって、
リズムもバッチリ合って、ダイナミクスもついて、すごい迫力でした。
アンコールのアルルの女のファランドールは最高でした。
あのフルートのメロディ、いいですよね。

他にも、知らない曲とかいろいろ聴けてとても楽しみました。

(いろいろ刺激を受けて、
今もファランドールとかヴィヴァルディのマンドリン協奏曲とか、
ピアソラのタンゴの歴史とか、ミュージックアワーとか、
自宅でとっかひっかえ聴いていおります。)

年に何回か演奏会があって、次は秋みたいです。
ぜひまた聴きに行こうと思います。

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詰将棋(フェアリー好き)
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