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イヴァン・リンス&メトロポール・オーケストラ(Ivan Lins & The Metropole Orchestra)

イヴァン・リンス&メトロポール・オーケストライヴァン・リンス&メトロポール・オーケストラ
(2009/08/19)
イヴァン・リンス

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天才Ivan Linsの最新作は去年の8月のリリース。
大ファンの私は当然予約してましたが、ようやく聴きました。しかも未だ3曲目まで…。

Ivanはブラジルのシンガーソングライター。
MPB(ムジーカ・ポピュラーレ・ブラジーリア?=ブラジルのポップ音楽)は、
1960年代のボサノバよりも少し時代が下った170年代前半ころに確立したジャンル。
IvanはそのMPBの旗手の一人。
MPBのシンガーソングライターはギタリストが多いですが、Ivanはキーボーディスト。
そのせいか、色彩感覚に溢れた美しいコード進行の曲を書きます。
そのコード進行の上に、情熱的な(時には強引さもある)メロディを乗せて、
地声かファルセットの、美声といは必ずしも言えないが非常に魅力的なボーカルで歌います。
(歌詞はポルトガル語なのでよくわからんです…。)

作曲は世界的にも非常に高く評価されていて、多くの超有名アーティストに採り上げられています。
クインシー・ジョーンズが気に入って、アメリカでの版権を独占したとか。
クインシーのThe Dude(愛のコリーダ)の"Veras"は完璧な曲で、トゥーツ・シールマンスのハーモニカも最高。
次のバック・オン・ザ・ブロックの、セプテンブロ(9月)も完璧。テイク6ももちろん最高。
ジョージ・ベンソンの20/20のジノラー・ジノラー。奇妙だが離れがたい魅力的なメロディ。私はIvan作曲と知らずに、しかし大のお気に入りでリピートして聴いていました。Love Danceもこのアルバムだったっけ?
デイブ・グルーシン&リー・リトナーのハーレクインのタイトル曲。Ivanはボーカルで参加。この曲はマンハッタン・トランスファーも名盤Brasilで採り上げていました。
最近では、StingのShe Walks This Earthというヒット曲もIvanの作曲。(でも、この曲はIvanの中ではそんなにいい曲ではないと思うんですが…。)

キリがないですが、Ivan自身による名曲はもっとたくさんあります。

最新アルバムの1曲目、Daquilo Que Eu Sei 。この曲も完璧。
オリジナルも最高ですが、このアルバムのアレンジも躍動感に溢れていて最高です。
アレンジには、Vince Mendozaが参加しています。VinceはJimmy HaslipのArcのストリングスのアレンジもしていて、秀逸でした。なんかIvanのアルバムでのアレンジも雰囲気が似ています。

※後記 なんか勘違いしてました。Jimmy HaslipのArcでは、ストリングスは登場しないみたいです。私がVinceの名前を気にしだしたのが、Arcだったので、思いこみがあったようです。ストリングス・アレンジは、ブレッカー・ブラザース(ランディ・ブレッカー名義だったっけ?)のライブCD・DVDとかで印象に残っていて、ごっちゃになっていたのかな?


眠いので今日はここまで。
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